クリニック案内

小石川柳町クリニックは、お子さんとご家族のためのクリニック です。

駅から近くて便利

春日駅から徒歩4分 柳町仲通り商店街の中にあります。

工夫された待合室

感染症の有無や年齢により、2つの待合室を使い分けます。

ご家族で安心

ご家族の方の診察も同時に行います。

当院で行っている治療や助言

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気管支喘息とアレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎の密接な関係

下気道の病気である気管支喘息と、上気道の病気であるアレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎は密接に関連しています。気管支喘息の60〜80%にアレルギー性鼻炎を、40〜60%に慢性副鼻腔炎を合併します。逆に、アレルギー性鼻炎の30%に気管支喘息を合併します。これらの疾患はしばしば併存するために、近年では“one airway, one disease”として、統一の病態として捉えられるようになっています。その機序として考えられているのは以下のものです(参照文献)。

  • 鼻腔・咽頭・副鼻腔の炎症により神経受容体が刺戟され、副交感神経の反射を介して下気道の収縮反応、気道過敏性の亢進
  • 後鼻漏に含まれる炎症細胞やメディエーターが下気道を直接刺激
  • 後鼻漏による咽頭刺激から神経反射を介して気道過敏性の亢進
  • 鼻炎、副鼻腔炎による鼻閉が口呼吸を招き、低温で乾燥した空気が下気道に直接流入し気道過敏性を亢進
  • 鼻粘膜の抗原暴露により、下気道でライノウイルス感染受容体(ICAM-1)の発現が増大

臨床的にも、しつこい喘鳴や咳が気管支喘息の治療だけでは改善せず、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎への積極的な治療を加えることで劇的に改善することがしばしば経験されます。当院では、呼気一酸化窒素濃度(FeNO)、副鼻腔エコー、吸入アレルゲン特異的IgE、前鼻鏡観察、鼻汁好酸球ハンセル染色などの検査を組み合わせ、個々の患者さんごとにone airway, one diseaseとしてのより適確な病態把握と治療方針の選択に努めています。

インフルエンザワクチンと卵アレルギー

インフルエンザワクチンは、その製造過程において鶏卵で培養したインフルエンザウイルスを使用するためにごくわずかな卵由来のタンパク質が含まれています。そのため、かつては卵アレルギーがある人には接種回避を含む特別な配慮がなされてきました。この点について、2018年に米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI)が、2011年以降に発表された研究を検討し、卵アレルギーのある人に対するインフルエンザワクチンの安全性について以下の勧告を出しています(参照文献)。

  • インフルエンザワクチンに含まれている卵由来のタンパク質の量はごく微量(1回投与量あたり1μg未満)であり、たとえ重度の卵アレルギー患者であってもアレルギー反応を起こす可能性はない。
  • 卵アレルギーを持つ人が持たない人よりも、インフルエンザワクチンに対するアレルギー反応をより引き起こしやすいことはない。
  • 卵アレルギーのある人に対して、インフルエンザワクチン接種に際して特別な事前配慮(特別なワクチンの使用、接種後観察時間の延長、卵アレルギーの重症度による接種回避、など)は必要ない。
  • 卵アレルギーの有無について、接種前にあらかじめ確認する必要性はない。

当院はこの指針に沿い、卵アレルギーの有無や重症度によってインフルエンザワクチン接種に特別な制限や対処(例えば観察時間の延長)は設けない方針とします。

卵アレルギーのある方も、インフルエンザワクチンは安全に接種できます。ワクチンを積極的に受けられて、インフルエンザ感染による合併症を少しでも軽減することがより重要です。

負担を伴わない子どもの視覚スクリーニング検査

子どもの視力は18ヶ月をピークに8歳ころまで発達します。この過程で斜視や屈折異常(遠視、乱視、近視、不同視)があると、視覚刺戟が脳に適切に伝えられず視力の形成を阻害し、高度の弱視につながることがあります。弱視の治療は5歳までの幼児期に開始することが望ましく、それまでに原因となる斜視、屈折異常の発見が大切です。
Spot Vision Screener®は、小児の斜視、屈折異常をスクリーニングするために開発された装置です。大人しく座った状態で、1m離れた場所からカメラの様な形をしたこの装置を顔に向けると約1秒間で完了し、自動的に異常の有無を判定します。点眼などの前処置、検査に伴う放射線被曝、長い固定や疼痛、苦痛は伴わず、小児の検査として優しく実施できる条件を満たしています。
当院で乳幼児健診(6/7ヶ月、9/10ヶ月、1.6歳)および入園時健診を受けられる際に、健診の一部として実施します。この検査による新たな費用負担は生じません。これ以外にも、自発的に単独で検査を希望される場合(自費診療となり有料)、あるいは症状等で視覚異常が疑われる場合(保険診療)も受け付けます。 この検査で異常の疑いが持たれた場合には、文京区内で小児を専門とする眼科医療機関(本郷地区、茗荷谷地区)にご紹介します。

ステロイド剤を塗ると皮膚が黒くなる?

ステロイド外用薬の副作用については、種々の誤解があります。「ステロイド剤を塗ると皮膚が黒くなる」というのも代表的なものです。さらに、頸回りでは紫外線が当たると黒くなるので塗らないように、と医療機関から指導されている例もあります。

ステロイドには色素沈着をさせる作用はなく、紫外線で増強されることもありません。アトピー性皮膚炎の患者さんで色素沈着が見られることがありますが、これはステロイド外用薬の使用が十分かつ適切になされなかったため、皮膚の炎症が慢性的に続いてきたことが原因です。ネット情報や、医療機関の説明を受ける際にはご注意下さい(参照文献)。

乳幼児への抗ヒスタミン薬使用と熱性痙攣

抗ヒスタミン薬は局所のヒスタミン受容体(H1受容体)と結合し、鼻水や痒みを抑制します。鼻風邪、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹などによく処方されます。ヒスタミンは、本来、痙攣抑制作用を持つ神経伝達物質ですが、抗ヒスタミン薬が脳内へ移行してヒスタミンの働きを妨げると,痙攣が誘発されやすくなります。

抗ヒスタミン薬は中枢神経への移行のし易さや作用により、鎮静性、軽度鎮静性、非鎮静性に分類されます。1983年以前に市販が開始された第1世代の抗ヒスタミン剤(ペリアクチン、ポララミンなど)は、脂溶性が高く、脳内移行し易く、鎮静性です。これに対して、それ以降に市販された第2世代(ザジテン、セルテクトを除く)は脳内への移行がしにくく、軽度鎮静性あるいは非鎮静性です。なお、ザジテン、セルテクトは第2世代ですが、脳内ヒスタミンH1受容体占拠率が第1世代と同程度で鎮静性です。

熱性痙攣を起こしやすい年代である乳幼児に抗ヒスタミン薬を使用する場合には、痙攣を誘発するリスクのある鎮静性の薬剤は避けるべきです。医療機関から処方された場合にはご注意下さい。

以下に安全性により分類された一覧を示します(参照先)。当院では乳幼児に使用する場合には①のいずれかを優先的に使用します。なお、これらは先発品の商品名であり、後発品は同じ成分でも商品名が違いますので薬局でご確認下さい。

  1. 安全:アレグラ、アレジオン、ザイザル
  2. 比較的安全:クラリチン、ジルテック、アレロック、タリオン、ゼスラン、ニポラジン、アゼプチン
  3. 熱性痙攣を誘発する可能性があるもの:ザジテン、セルテクト、ポララミン、アレルギン、ペリアクチン、ヒスタール、アタラックス、レスタミン、タベジール、テルギンG

幼児喘息に対するスペーサを用いたステロイド吸入療法

乳幼児期の喘息に対するステロイド吸入療法は主にネブライザーを用いて行われますが、懸濁液であるパルミコート吸入液は吸入完了に時間(5〜10分程度)が掛かり、1日1−2回の吸入を毎日続けることはかなりの負担になります。これに対して幼児では、吸入用のマスク付き器具(スペーサ)を介してエアゾール製剤を吸入することができます。マスクをぴったり口に当ててスペーサ内に薬剤を1回噴霧したのち、4~5回ゆっくり呼吸を繰り返せば完了するため、時間と手間が大巾に減ります。当院ではエアロチャンバー・プラス®を貸し出し用に用意し、自宅での短期間治療用や練習用に利用いただいています。長期間の自宅使用には購入(定価3,100円)していただきます。練習をすれば2歳位から吸入できるようになります。
スペーサには種々のエアゾール製剤(小児では、フルタイドエアー®、アドエアエアー®、キュバール®、オルベスコ®、メプチンキッドエアー®)を装着することができ、スペーサ1個あれば重症度や目的に応じてお薬を使い分けることができ、携帯にも適しているのが大きな利点です。

スペーサ

行政から送られてくるHPVワクチン説明文書について

HPVワクチンは定期接種(=本来は国が積極的勧奨するワクチンを無料で実施する意味)でありながら、積極的勧奨が中止され、実質中止状態が6年以上続いています。HPVワクチンを希望して保健所に連絡すると、問診票と厚労省が作成した説明文書が送られてきます。一方、この実質中止状態を憂慮した自治体によっては独自の文書を作成し、各家庭に送付する動きがあります。ここでは2つの文書を紹介します。どちらの説明書がより腑に落ちるか、比較してみて下さい。

  1. 厚労省作成の説明文書(文書1
    まず目に入るのは、1ページタイトルの“ワクチンの「意義・効果」と「接種後に起こりえる症状」について確認し、検討して下さい。”と、下段の“HPVワクチンは、積極的におすすめすることを一時的にやめています”の部分です。「ワクチンの効果と接種後の副反応を比較して、結論として国としては推奨できない」という印象がはじめに強く形成されます。 子宮頸がんという病気自体の説明はなく、そのリスクについては、文章中段の小さい文字でわずかに述べられているに過ぎません。ワクチンの効果については、“子宮けいがんそのものを予防する効果は、現段階ではまだ証明されていない”というネガティブな印象を与える文章も見られます。
    2ページ上段にはワクチン一般に認められる局所症状やアナフィラキシーなどが説明されます。下段の囲み記事に、全身の疼痛を主体とするいわゆる「多様な症状」が記載されています。この「多様な症状」については、いくつもの研究においてワクチン接種をしない場合にも同様に出現し、ワクチン接種とは直接関係ないことが確認されていますが、その点は触れられていません。厚労省の文書は、子宮頸がんという病気の重大性およびHPVワクチンの有効性よりも、ワクチンのリスクをより印象づける構成になっています。
  2. 千葉県いすみ市作成の説明文書(文書2
    厚労省の文書とは対照的に、まず子宮頸がんのリスク、とくに20~30代の若い女性に重大な問題であることが述べられます。次に、HPVワクチンのターゲットであるHPV16型・18型が20〜30代の子宮頸がんの9割近くを占めることが示されます。 ワクチン副反応では、他のワクチンでも同様に認められる局所の痛みや失神がまず解説され、よりまれなアナフィラキシーなどの重い副反応が述べられます。いわゆる「多様な症状」についてはとくに触れられていません。 最後に、世界保健機構(WHO)から、HPVワクチンが極めて安全であり、今後日本での子宮頸がんの死亡率増大が予想される中、積極的勧奨の中止措置を憂慮する公式見解が述べられています。全体としていすみ市の文書は、子宮頸がんという病気の重大性、HPVワクチンの有効性、ワクチン接種のリクスの説明がバランスよく記載され、全体像を把握できる客観的記述になっていると思います。

小児のウイルス性胃腸炎への対処について

「小児急性胃腸炎診療ガイドライン」(日本小児救急医学会刊2017年)に記載されたウイルスによる小児の急性胃腸炎への対処法についてまとめてみました。

  • 経口補水療法
    軽症〜中等症の脱水の場合、経口補水液(アクアライト、OS-1等)から始めます。与え方は、ティースプーン1杯分(5mL)を5分毎に飲ませ続けます。経口補水液を嫌がる場合は、塩分を含んだ重湯、お粥、野菜スープ、チキンスープで代用できます。味付けする塩分の目安は100mLあたり0.3〜0.4gです。失った水分量(健康時との体重差から1kg=1,000mLとして推定)を4時間以内に与えることを目安にします。
  • 食事療法
    母乳栄養児では、経口補水液と併行して母乳は続けます。脱水が改善したら、ミルクや食事はすぐに再開できます。食事の内容はお粥にこだわらず、年齢に応じた通常食で結構です。脂肪の多いものは避けます。ミルクの希釈はしないで下さい。乳糖除去乳(ノンラクト)は、下痢が1〜2週間以上遷延し二次性乳糖不耐症の発生が疑われる場合に考慮します。
  • 薬物療法
    止痢剤・止瀉剤(ロペミン、タンナルビン、アドソルビン、ロートエキス等)の使用は推奨されません。ロペミンは2歳未満で原則禁忌です。整腸剤(ビオフェルミン、ラックビー、ミヤBM等)は頻用されますが、我が国の通常使用量で有効性を示す明確なエビデンスはありません。ウイルス性胃腸炎に対する抗菌薬の使用は推奨されません。
  • 予防と教育
    ロタウイルスワクチンは、重症ロタウイルス胃腸炎の発生を90%以上予防する効果があり、生後2ヶ月になったらなるべく早く接種を開始し、3〜4ヶ月までに完了すべきです。感染拡大には、手洗いの徹底、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液(台所用5%製品を50倍に希釈)による汚染物(オムツ、衣類、嘔吐した床など)の消毒が有効です。

乳幼児喘息における吸入療法のポイント

乳幼児の気管支喘息における噴霧器(ネブライザー)を用いた吸入療法の要点をまとめておきます。

ネブライザーの種類

ジェット式、メッシュ式、超音波式がありますが、パルミコートの吸入に使用できるのは前2者のみです。必ずマスクも購入するようにして下さい。

吸入液

  1. パルミコート吸入液はステロイドで、喘息発作を予防する薬です。1日1~2回、1回0.25〜0.5mg使用します。懸濁液であるため、他の吸入薬(メプチンやインタール)とは混合せず使用して下さい。口腔カンジダ症を予防するため、吸入後はうがいか飲水をさせて下さい。
  2. メプチン吸入液は気管支拡張薬で、喘息発作を止める薬です。1回使用量は体重によらず0.3mLです。ただし、この量では少なくて噴霧できないため、必ずインタール吸入液(抗アレルギー薬)2mLと混合して使用します。発作が起きやすい状態では1日2回、1週間程度使用します。重症発作時には、20分間隔で3回まで使用します。これで治まらない場合には救急受診して下さい。

吸入時の注意点

  1. マスクは口にピッタリと当てて下さい。隙間があると吸入効率が落ちます。
  2. 泣き叫びながら吸入させても、吸入効率が著しく(10%以下)低下します。この場合は、アニメ等見せながら吸わせる、寝てから吸わせる、等の対策を行って下さい。
  3. メプチン吸入液と、内服薬(メプチン、ホクナリンなど)、貼付薬(ホクナリンテープなど)の併用は可能です。内服薬と貼付薬は併用しないで下さい。

子どもの慢性便秘にたいする治療方針

子どもの慢性便秘では治療開始時にdisimpaction(腸管内に残留した固い便塊を取り除くこと)を徹底的に行うことが大切です。硬便の残留が疑われる場合、連日のグリセリン浣腸を実施します。3日目位にこぶし大の硬便が出てくることもしばしばで、硬便を出し切るのに3−4週間くらい掛かることもあります。必要に応じて1日2回の浣腸も行います。disimpaction開始と同時に浸透圧下剤を開始します。これまで小児に使用できる製剤は酸化マグネシウム(カマ)にほぼ限られていましたが、昨年度(2018年)からポリエチレングリコール製剤(モビコール®)も使えるようになりました。カマと違って、ジュースやヨーグルト、スープなど種々の液体に溶かすことができ、子どもに飲ませやすいお薬です。投与量も通常使用量の半量から4倍までと便通の状態に合わせて選択余地が大きいのも利点です。刺激性下剤(ラキソベロン®など)を使用する場合はほとんどありません。小児便秘の治療期間は数年に及ぶことがありますが、焦らずに根気よく続けて下さい。治療のゴールは便性を恒常的に良好に保ち、排便痛や排便恐怖を無くした上で、自立して排便できる習慣の確立にあります。

手足口病で出席停止にしないわけ

今年(2019年)は数年ぶりに手足口病が大流行しています。
この病気では、発熱から1~2日くらい遅れて手、足を中心として、口囲、膝、大腿近位部、臀部、ときには体幹部に皮疹が出現します。皮疹は楕円形の固い水疱が典型的ですが、紅暈を伴う赤色小丘疹も多いです。のどを痛がって食欲が落ちることも多く、口蓋弓の強い発赤と白い潰瘍(いわゆるヘルパンギーナの所見)を認め、周囲の軟口蓋に中小紅斑が散在することもあります。原因ウイルスはエンテロ(腸管)ウイルスに属するコクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などです。今年はCA6が多く、発疹の分布がCA16の場合よりも広く、典型的な水疱とはなりにくい傾向があります。EV71は脳症の合併が多いことが知られており要注意です。
園や学校への出席は、解熱して食事が普通に取れるようになれば可とされています。感染の伝播は患児の唾液や便から排泄されたウイルスが口から入ってうつります。便へのウイルス排泄は発疹が消失したあともダラダラと続き、発症後1ヶ月にも及ぶとされていますので、ある決まった期間だけ出席停止させても感染拡大阻止のためには意味がありません。対策としては患児だけでなく施設全体や家庭全員について手洗い(とくに排便後)を徹底させることです(参照先)。

HPVワクチンをめぐる深い誤解

最近のメディア報道も厚労省作成のパンフレットも、子宮頸がんのリスクとワクチン副作用を同列で対比して、最終的にワクチン接種は個人の判断で選択せよという内容になっています。
朝日新聞による一連のHPVワクチン副作用キャンペーン開始からわずか3ヶ月後の2013年6月、厚労省はHPVワクチン接種の積極勧奨を中止しました。しかしその後、ワクチンの副作用と報道された全身の疼痛を主とする諸症状が、実はワクチンを打ったことのない同年代の少女にも同じくらいの頻度で認められるという重要な事実が、国際的保健機関や国内外の研究者による医学論文において繰り返し確認、報告されています。すなわち、思春期の女性にワクチン接種とは関係なく一定の率で出現する症状であるというのが科学的結論です。子宮頸がん罹患はワクチンにより大幅に低減できる現実のリスクですが、いわゆるワクチン副作用は接種とは直接関係のない性・年齢依存性のリスクであり、両者は対比すべきものではありません。
残念ながら、メディア、厚労省のいずれも、2013年以降に明らかになったHPVワクチンの安全性、有効性を支持する多くの科学的エビデンスに基づいて、それまでの報道姿勢や政策決定を謙虚に反省し、変更するに至っていません。これまでのメディアおよび厚労省のミスリードにより、多くの方がHPVワクチンを恐怖し接種を回避する事態が6年以上も放置されている現状を大変憂慮します。

HPVワクチンの安全性と有効性についての情報はこちら

3歳児検尿の尿潜血反応陽性への対応

3歳児健診で行われる尿検査(1次検尿)で、尿の潜血反応が陽性となる場合は比較的頻度の高いものです。日本小児腎臓病学会の指針(「小児の検尿マニュアル」診断と治療社2015年刊)によれば、尿潜血反応の結果に関わらず尿蛋白が陽性(±以上)とならない限り、それ以降の再検査(2次検尿)および精密検査は不要とされています。血尿があっても尿蛋白陰性の場合(血尿単独陽性)では精査対象とならないのは次の理由からです。

  • 先天性腎尿路奇形による高度腎機能障害の可能性が低い
  • 過去の腎生検の知見では組織学的な微少変化に限られ、急速に進行する重症腎炎の可能性が低い
  • 血尿単独陽性では腎生検の適応にならない

そして、血尿単独陽性の場合には、尿蛋白が陽性になるか、学校検尿が行われる年齢に至るまでの経過観察とされています(参照文献)。

なお、文京区では3歳児検尿での潜血陽性の場合、上記の方針と異なり蛋白陰性であっても2次検尿が指示されますのでご注意下さい。この場合、当院では蛋白陰性の場合の2次検尿、精密検査は実施しません。3歳児健診を行っている文京区保健サービスセンター(電話03-5803-1805)にご相談下さい。

あせもの対策と保湿剤の選択

あせは、真皮にある汗腺で作られ、表皮内の汗管を経て体外に分泌されます。表皮角層の構造乱れや表面の汚れにより汗管が詰まると、上流側に汗がたまり汗管周囲に炎症を起こしあせも(汗疹)となります。したがって、あせもの対策としては、①石鹸を使わないシャワー浴を1日数回程度行い、皮脂を保ちつつ皮膚表面を清潔に保ち細菌の繁殖を抑える、②シャワー後に適切なタイプの保湿剤を使用して角質構造を健常に保つ、③必要に応じて抗炎症作用のある外用薬を併用する、などが上げられます。
保湿剤の選択としては、秋、冬に用いるワセリン(プロペト®)は汗管を塞いであせもができやすくなるので、油脂成分を含まない保湿剤(ヒルドイドフォーム®)がお勧めです。抗炎症作用をもつ外用薬として亜鉛華ローション(カラミンローション®)を用います。炎症が強い部位には、ステロイド外用薬を一時的に使うこともあります。

抗インフルエンザ薬の予防投与について

予防投与に用いることができるのは、タミフル、イナビル、リレンザの3種類の薬剤です。以下の2条件をともに満たす場合に適応となります。診察代や薬剤費など全額自費負担になります。

  • 同居する家族などがインフルエンザにかかった
  • 高齢者や持病があるなど、インフルエンザにかかると重症化しやすい方

これ以外の条件(適応外使用)で希望される場合は、外来でご相談下さい。

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上気道感染症におけるペニシリン系抗菌薬の使用方針

当院ではペニシリン系抗菌薬の使用にあたり次の方針をとっています。

  • 60mg/kg/日(1日あたり体重1kgあたり60mg)の AMPC(ワイドシリン®細粒20%)を1日3回に分割して使用
  • 5日間使用し、臨床的効果を確認

AMPCは一般的には30~40mg/kg/日・1日2回分割で使用されてきました。しかし、この方法では肺炎球菌感染症の通常条件(4歳以上、肺炎球菌ワクチン接種歴あり、免疫不全基礎疾患なし、成人など)では十分な効果が期待されるものの、ハイリスク条件(2歳未満、集団保育児、肺炎球菌ワクチン未接種、免疫不全基礎疾患など)においては効果が不十分であることが知られています。

これに対して60mg/kg/日・1日3回分割によりハイリスク条件においても十分な効果が期待されます(1日2回分割の場合には75~90mg/kg/日)。これにより薬剤の高い血中濃度を維持して、感性菌だけでなく耐性菌をも死滅させることができます。

以上の使用で効果が不十分の場合には、AMPCを分解する酵素(βラクタマーゼ)を産生する細菌であることを想定して、βラクタマーゼ阻害薬CVAを配合したAMPC/CVA(クラバモックス®)への変更を考えます。

参考文献:
永田理希. Phaseで見極める!小児と成人の上気道感染症. 日本医事新報社 2017

完全母乳栄養児のためのビタミンDサプリメント

日本の完全母乳栄養児の75%はビタミンD不足です。その原因は、母乳中のビタミンD濃度(0.16~1.5μg/L)が育児用ミルク(10μg/L)に比べて非常に低いためです。したがって完全母乳栄養を行っている場合には、他の方法で積極的なビタミンD補給(15.0μg/日)をする必要があります。日光浴あるいは食餌(魚・キノコ・卵黄)が有効ですが、この他にビタミンDサプリメント(BabyD®200, http://babyd.jintan.jp)が利用できます。無味無臭の液体で、毎日1滴ずつ与えることで必要最低量(5.0μg)を補給でき、日光浴や食餌と合わせて利用することをお勧めします。当院受付で販売します。

アトピー性皮膚炎に用いるタクロリムス外用薬(プロトピック軟膏®)

プロトピック軟膏は保湿剤、ステロイド外用薬と並んでアトピー性皮膚炎に対する標準的治療薬の一つです。ステロイド外用薬と比較して以下の特徴があります。

  • 分子量が大きく、正常の皮膚角質層は通過しない。そのため長期使用による皮膚萎縮や毛細血管拡張の副作用がない。
  • 神経末端に働くサブスタンスPを低下させ、痒みを抑制する効果が強い。
  • 皮膚バリア機能の改善効果が高い。
  • カルシニューリン依存性のヘルパーT細胞、肥満細胞、好酸球、樹状細胞に作用してサイトカインやメディエーターの産生を阻害して抗炎症作用を発揮する。
  • 小児用(2~16歳未満)の0.03%製剤の効果は、ステロイド外用薬のマイルドクラス程度とされている。

一方、使用上の注意点としては、以下のようなものがあります。

  • 使用開始初期の3~4日間に皮膚の灼熱感(ヒリヒリ感)が出現することがある。対策として、1)初めの数日間は就寝中に塗布する、2)皮膚炎が強い場合には、ステロイド外用薬を先行させてからプロトピック軟膏に移行する、3)保湿剤を塗った上にプロトピック軟膏を重ねる、など。
  • 粘膜、外陰部、びらん・潰瘍面には使用できない。
  • 皮膚感染症(単純疱疹、伝染性軟属腫、疣贅、伝染性膿痂疹など)がある場合には使用できない。
  • 2歳未満には使用できない。

口まわりの湿疹への対応

乳幼児では口まわりの湿疹がよく見られます。唾液による接触性皮膚炎が主な原因です。このほか、色々な食品に含まれる化学物質(ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン等)や食物アレルゲンが炎症に関与することもあります。口まわりの湿疹はアトピー性皮膚炎の初発部位になったり、食物の経皮的侵入経路としてアレルギーの原因になったりするので、普段から口まわりの皮膚をきれいに保つことが大切です。対策として、口まわりにワセリン軟膏(プロペトやアズノール軟膏)を食事前にたっぷり塗り、食事が済んで清拭した後で、もう一度塗っておきます。湿疹の程度が強い場合には、マイルドクラスのステロイド軟膏(ロコイドなど)を一時的に併用することもあります。

インフルエンザ迅速検査のとらえ方

インフルエンザの流行期には迅速検査が頻繁に行われますが、検査の精度は完璧ではありません。迅速検査については以下の成績が報告されています(Ann Intern Med. 2012;156:500-511)。

感度 62.3% 特異度 98.2% (陽性尤度比 34.5 陰性尤度比 0.38)

また、インフルエンザ流行期に37.8℃以上の発熱がある場合、インフルエンザである確率は76.5%(事前オッズ 3.26)とされています(Arch Intern Med. 2000;160:3243-3247)。この症状があり迅速検査で陰性の場合、本当はインフルエンザである確率は、55.0%(事後オッズ 1.23)もあります。 さらに、家族内に発症者がいて、そこからの感染が疑われる場合(仮に確率90%)には、検査陰性であってもインフルエンザである確率はもっと高くなります(77%)。このような場合、迅速検査は行わずに抗インフルエンザ薬の適応と考えられます。

保育園開始と予防接種

最近の保育ニーズの高まりにともない、入園受け入れ条件として生後43日からを掲げる園が増えています。この根拠となっているのは、出産後43日からの就業が可能というお母さんへの労働基準法の規定です。一方、赤ちゃんへの予防接種は生後2ヶ月にならないと開始できません。予防接種を受けずに集団保育を開始することは、赤ちゃんを敗血症、髄膜炎、百日咳などの深刻な細菌感染症のリスクに晒すことになります。ちなみに、保育園児における肺炎球菌、インフルエンザ菌の保菌率は非常に高い(いずれも90%)ことが知られています。入園は予防接種の開始後、できれば予防接種のスケジュールが進んだ生後6ヶ月以降をお勧めします。

小児アトピー性皮膚炎に対するステロイド外用療法

  • アトピー性皮膚炎に対するステロイド外用療法では、治療開始時に重症度に応じた十分なランク(強さ)のステロイド外用剤を10日間前後、1日2回、十分な厚さでしっかり塗り、肉眼的に完全に正常化(皮疹がなく、触ってザラつかず、摘まんで柔らかい状態)させます。効果が足りなければ、1日3回にするか、1ランク上のステロイド剤を用います。
  • そのあと、①一旦ステロイド剤の塗布をやめて、再発した部位にステロイド剤を塗るリアクティブ療法か、②ステロイド剤をやめず間隔を徐々に広げながら続けるプロアクティブ療法を選択します。
  • いずれの治療法でも、経過中に再発した部位にはステロイド剤を連日しっかり用い、その都度炎症を抑えきることが重要です。これを繰り返すうちに段々と再発しなくなってきます。
  • ステロイド剤の使い方では以下の点が重要です。
    ①ステロイド剤のランク
    病変の強さや部位に応じて、炎症を抑えきるのに必要充分なランクを用います*。
    ②ステロイド剤を塗る回数と厚さ
    ステロイド剤を塗る回数は1日2回を原則とします。塗る厚さは外用剤0.5gあたり成人手掌2枚分の面積です。目安としては塗り上がりがテカテカ光り、ティッシュが付く位が適当です。擦り込まないようにして下さい。
    ③ステロイド剤を塗る期間
    ステロイド外用剤を塗り始め、数日後に一見正常化した後も、さらに5日間前後追加します。これは見た目正常化しても、局所に残存する潜在性の炎症を抑えきるためです。

2018年のガイドラインでは、2016年版までのように乳幼児・小児に使用するランクを成人用ランクよりも一律に下げる必要はない、とされました。
日本皮膚科学会, 日本アレルギー学会. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018. 日皮会誌 2018;128:2431-2502.

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン:思春期に済ませる予防接種

  • 思春期のHPVワクチン接種により、それ以降に起きるHPV感染が原因である疾患(子宮頸がん、尖圭コンジローマなど)を予防します。
  • 定期接種(公費により無料で実施)の対象は、小学校6年生から高校1年生の女子です。
  • 当院はCDC(米国疾病予防管理センター)の方針に沿い、①接種年齢として11歳または12歳を推奨します。②14歳以下で開始する場合は2回接種(0,6ヶ月)、15歳以上で開始する場合は3回接種(0,2,6ヶ月)とします。
  • 対象年齢に達しても保健所から予診票は送られてきません。各自で予診票を取り寄せ、当院インターネット画面から予約して下さい。定期接種の期限内に完了するには、高校1年生の9月30日までに1回目を始めて下さい。
  • 定期接種の条件を満たさないと任意接種(1回あたり約17,000円)になりますのでご注意下さい。

予診票請求先
①文京区予防対策課感染症係:電話03-5803-1834, FAX 03-5803-1355
②保健サービスセンター本郷支所:電話 03-3821-5106, FAX 03-3822-9174

HPVワクチン参照情報はこちら

小児に使える新しい慢性便秘治療薬(モビコール配合内用剤®)

モビコール配合内用剤は2歳以上で適応のある慢性便秘治療薬です。ポリエチレングリコール(PEG)と電解質を配合したお薬で、PEGの浸透圧作用により腸管内に水分を引き込み、便を柔らかくし増量して排便を促進します。PEG製剤は欧米ではこれまで広く利用され、ガイドライン上でも推奨実績があります。味はうすい塩味で、リンゴジュース、オレンジジュース、水などによく溶け、60mLに1包を溶かして服用します。従来から用いられる酸化マグネシウムで効果が不十分、飲ませにくいなどの場合に選択枝となります。

アトピー性皮膚炎の発症時期

アトピー性皮膚炎の発症は生後2~6ヶ月頃が多いことが知られています。この時期は皮膚角層細胞の量が減少し、皮膚バリア機能が低下します(参照文献)。その結果、肌は乾燥しやすくなり、物理的・化学的刺激に弱くなるとともに、アレルゲンの侵入を受けやすくなります。とくに秋から初冬生まれの赤ちゃんは、湿度の低い冬から春にかけて皮膚炎を発症しやすくなります。生後2ヶ月ころから積極的な保湿に心掛け、皮膚の状態が気になる場合は外来でご相談下さい。

母乳栄養児のビタミンD不足

母乳育児には沢山の優れた面がありますが、一方で栄養学的にデメリットもあります。その一つが母乳中のビタミンD不足です。このため、日本の完全母乳栄養児の実に75%がビタミンD不足(<20ng/mL, 50nmol/L)に陥っていると報告されています(参照文献)。ビタミンD不足は骨の変形を起こす「くる病」や低カルシウム血症によるけいれんの原因になります。さらに、近年の研究から、乳幼児期のビタミンD不足があると感染後喘鳴やアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、気管支喘息)にかかりやすいことが知られています(参照文献)(注)。

この背景として近年の紫外線リスクに対する社会的関心があります。日本の新生児では潜在性のビタミンD不足が高頻度に認められますが、原因として妊娠中の母体ビタミンD不足があります。母乳栄養ではこの新生児期の異常が是正ないまま乳児期にも続くことが指摘されています(参照文献)。

対策として最も簡便なのは母親(妊娠中および出産後)および児の日光浴です。母乳栄養の場合には、母児ともに過度の紫外線対策は控え、通常の服装で柔らかな日差しで20分程度の日光浴をお勧めします。また、離乳食にはビタミンDを含んだ食品(魚、キノコ、卵黄)を積極的に加えるようにして下さい(参照先)。また、乳児用のビタミンDサプリメントも利用できます(当院受付で販売)。

注)ビタミンDは上皮細胞などに働いて抗菌ペプチド(カテリシジン)産生を促し自然免疫を増強する一方、活性化T細胞やB細胞に働いてサイトカインや抗体の過剰産生を抑制する作用がある。

肺炎マイコプラズマ感染症の迅速診断

肺炎マイコプラズマ感染症の診断は、これまで血液抗体検査が主に用いられてきましたが結果まで数日かかり、一方従来の迅速抗原検査は感度が低く実用的でありませんでした。そこで、当院では銀増幅技術を応用して従来よりも4倍程度高感度にした迅速診断法(富士ドライケムIMMUNO AGⓇ、 感度82% 特異度97%*)を使用することにしました。今後、非典型的な症状や年齢における診断、抗菌薬の適切な選択に役立つことが期待されます。

*小幡美智ら、小児科臨床2017;70:699-702

薬の保管と有効期限

小児科で処方される薬は、粉薬、シロップ剤、錠剤、坐薬など、種々のものがあります。これらは剤形により保存方法や期間が異なりますので、以下を参考にして下さい。とくに、水剤、シロップ剤の保存性は低く、冷蔵庫などでの長期保存は避けて下さい。

  • 錠剤、カプセル剤、粉薬:処方日から半年~1年くらい
  • 水剤、シロップ剤:処方日から1~2週間くらい
  • 坐剤:処方日から半年~1年くらい
  • 点眼薬、点耳剤:開封後1ヶ月くらい
  • 軟膏・クリーム・ローション剤:開封後半年くらい
  • 貼付剤:開封後1ヶ月くらい

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インフルエンザワクチンの接種回数について

日本のインフルエンザワクチン接種は、添付文書にしたがって生後6ヶ月(又は1歳)から13歳未満は2回接種、13歳以上は1回接種のルールで多くは行われています。
しかし、WHOや米国では生後6ヶ月から9歳未満は過去にインフルエンザワクチン接種歴がある場合は1回接種(無い場合は2回接種)、9歳以上はすべての場合に1回接種を推奨しています。
このように毎年少なくとも1回は接種しておくことの必要性は国際的にも認められています。2回接種にこだわらず、流行期に入ったあとでも1回でも接種しておくことをお勧めします。

インフルエンザワクチンの小児への効果

インフルエンザワクチンを打っていても、完全には予防できないことは事実ですが、小児における発症予防と重症化予防について日本からの最近の研究では、接種しない場合に比べて以下の効果が確認されています(参照文献)。

  • A型、A(H1N1)pdm09型で63%、77%、B型で26%発症を減らす。
  • A型、 A(H1N1)pdm09型で76%、90%入院を減らす。B型では入院を減らさない。
  • 生後6~11ヶ月では、接種による明らかな効果は認められない。

また、インフルエンザワクチンの効果は接種2週間後から5ヶ月程度まで、とされています。

注) A(H1N1)pdm09型: 2009年にパンデミックを起こした新型インフルエンザ

新しい抗インフルエンザ薬バロキサビル(ゾフルーザⓇ)について

ゾフルーザは1回の服薬で済む新しい抗インフルエンザ薬です。12~64歳の基礎疾患のないインフルエンザ患者での検討(New England Journal of Medicine 2018;379:913-923)では以下の点が明らかにされています。

  • 有症状期間を1日ほど短縮させるが、タミフルとは同等
  • ウイルス排出期間はタミフルやプラセボよりも2~3日短縮させる
  • A/H3N2型ウイルスでは、ゾフルーザ開始後に遺伝子変異による耐性化が生じやすく(成人で9.7%、小児では23.3%)、ウイルス排出期間、有症状期間が長引くことがある
  • 安全性の面では明白な懸念はない

当院では12歳以上の患者さんで希望のある場合に使用する予定です。

百日咳予防のために三種混合ワクチンの追加接種を

区内では2018年の春から夏にかけて学童を中心に百日咳の流行が見られました。この原因として、1歳までに接種した4回のワクチンが接種後に時間経過とともに徐々に効果が低下し、抗体価が下がったためと考えられます。2018年の抗体保有率のデータでは9歳が最も低い値となり、この年齢を中心に流行した事実を裏付けます(参照データ)。

  • 最も効果的な対策は、就学前(4歳以上)に百日咳に効果のある三種混合ワクチンを1回追加接種することです。なお、この接種は添付文書上の規定にはなく、予防接種に伴う健康被害が発生した場合の公的救済措置を受けられるためには、この時期に行われる他のワクチン(MR2期、おたふく風邪2回目等)との同時接種として受けられるようお勧めします。
  • さらに、11〜13歳未満で定期接種として行われる二種混合ワクチンの代わりに三種混合ワクチンを受けることも有効です。こちらは添付文書上に記載されており単独接種として受けても問題ありません。

いずれも任意接種であり自己負担になりますが、強くお勧めします。とくに6ヶ月未満の弟妹がいる家庭では兄弟間の二次感染による重症化を防ぐため重要です。

より詳しい情報はこちら

最新の国内百日咳疫学データはこちら

鼻かみ練習器

鼻かみがうまくできない子どもは多いです。そこで、「片方の鼻から吹きだす」という感覚をつけるための器具が開発されました。①この器具を一方の鼻孔に入れ、②他方の鼻孔を押さえ、③鼻から吹かせるとゾウのイラスト紙風船が膨らむ、という仕掛けです。2歳以上のお子さんが対象です。当院受付で販売します。

鼻かみ練習器

妊婦がリンゴ病(伝染性紅斑)の患者と接触した場合の注意

リンゴ病にかかった事が無い妊婦が感染すると胎児水腫や胎児死亡を起こす危険性があります。患者からのウイルス排出は発疹出現の7-10日前にピークがあり、発疹出現の時点では無くなっています。妊娠27週までに感染を受けた場合に胎児へのリスクが高いとされています。お子さんがリンゴ病にかかった場合は、最近の妊婦との接触歴に注意して下さい。接触した妊婦の方は産婦人科を受診するようにして下さい。

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RSウイルス迅速検査の実施についての当院の見解

RSウイルス感染症は1歳未満では呼吸器症状が重症化し、時に入院が必要になることのある病気です。一方、1歳を超えると重症化リスクは軽減し、2歳以上では軽い鼻かぜ程度で終わることが多くなります。
RSウイルスに対する特効薬は無く、適切な対症療法、補助療法が中心になります。RSウイルス感染症であるかどうかは治療方針の変更にはつながらず、したがって検査でつきとめる必要性はありません。
現在、RSウイルス迅速検査の保険適用は、1)1歳未満、2)入院中の患者、3)シナジスの適用となる基礎疾患を持つ患者、に限定されています。逆に1歳以上で実施する場合は自費診療(検査および診察のいずれも含む)になります。

以上の理由で、当院では保険適用基準を外れるRSウイルス迅速検査は原則として行いません。ご理解のほど、よろしくお願い致します。

30〜50歳代の方は麻疹、風疹に対するワクチン追加接種をお勧めします

30〜50歳代の男女とも麻疹(はしか)、風疹とも過去の国の政策によりワクチン接種歴1回以下の方がほとんどで、流行の中心になっています。風疹では妊婦感染による先天性風疹症候群、麻疹では妊婦感染、0歳児の感染による重症化が懸念されます。いずれかのワクチン接種歴1回以下の方は、追加のワクチン接種をお勧めします。MRワクチン1回の接種で両方の免疫が同時に得られます。

1) 風疹対策

文京区では風疹対策として満20歳以上で、①妊娠希望の女性、②妊娠希望の女性と同居の方、③妊婦と同居の方、を対象に風疹抗体検査、ワクチンが無料で受けられる助成制度があります。

また、これまで一度も風疹予防接種を受ける機会のなかった1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性を対象に、無料の風疹抗体検査とMRワクチン接種が国の制度として実施されています(参照情報)。

さらに、文京区ではこの国の制度における対象範囲を前後に広げて30歳以上60歳未満の男性について無料の抗体検査と予防接種が受けられるようにしました(参照情報)。

2) 麻疹対策

文京区では、0歳児と同居する20歳以上の男女を対象に、麻疹抗体検査とMRワクチン接種を無料で行います(参照情報)。

麻疹・風疹に対する文京区の任意接種、国の定期接種の条件まとめはこちら

風疹についての国立感染研Q&Aはこちら

がんを予防するためのワクチン

予防接種の中には、がんを予防するワクチンがあります。ウイルス感染が原因となる悪性腫瘍をその始まりのウイルス感染自体を予防することで、がんの発生を阻止します。現在の予防接種では、B型肝炎ウイルスワクチンとHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンがあります。効果が出てくるのは接種後数十年してからですが、とてもとても重要な意義があります。

おうちでできる子どもの難聴の確認

お子さんの耳の聞こえは、子どもの背後の左右からスマートフォンをそっと近づけて音を鳴らす(システムのサウンド設定を利用)と、子どもが鳴った方向にクルッと振り向くことで簡単に確認できます。音が出るときに風圧が出ないようにすることがポイントなのでこの方法は適しています。成長過程の確認の他、おたふくかぜ罹患後などでもぜひ試してみて下さい。

小児鼻副鼻腔炎を遷延化させないために

小児の鼻副鼻腔炎はしばしば遷延化します。しかし、この根幹の原因は「自分で洟をきちんとかむことができず、ウイルス、細菌や起炎症性物質を局所にいつまでも滞留させている」ことにあります。であれば、鼻腔内がいつもきれいになるよう手助けしてあげましょう。小学生以上であれば、鼻うがいのための洗浄キットがあります。1歳以上であれば、生理食塩水をミスト状にして鼻腔内に噴霧するスプレーを用います。0歳では、噴霧液と電動吸入器で洟を柔らかくしてから吸引します。これら鼻の洗浄は、小児では鼻症状への有効性が唯一認められた方法です(参照先)。いずれも当院から提供できますので、ぜひご相談下さい。

鼻うがいのすすめ

鼻うがいは、鼻腔、副鼻腔、上咽頭を洗浄する方法で、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の症状改善に効果があります。また、インフルエンザや通常感冒に対しても感染初期に行うことで、進展を阻止する効果が期待されます。鼻粘膜を刺激しないように調整された専用の洗浄キットを用いることで、幼児でも痛がらずに安全に行えます。洗浄方法の指導や洗浄キットの販売は当院で行います。詳しくは外来でご相談下さい。

小児における第3世代セフェム系抗菌薬による低血糖

中耳炎などによく使用される抗菌薬のなかで、ピボキシル基を有する第3世代セフェム系(メイアクトⓇ、フロモックスⓇ、トミロンⓇ)、経口カルバペネム系(オラペネムⓇ)があります。これらはエネルギー代謝に重要な体内成分(カルニチン)を体外に排泄する作用があります。とくにカルニチン貯蔵量の少ない乳幼児では低血糖から痙攣、脳障害を引き起こす危険性がよく知られており、公的機関や日本小児科学会からも注意喚起対象にされています(参照先1,参照先2)。月単位の長期使用だけでなく、1〜6日の短期使用でも発生することが報告されています。医療機関から抗菌薬を処方される際にはご注意下さい。

乳児血管腫(いちご状血管腫)のプロプラノロール内服治療

乳児血管腫(いちご状血管腫)は生後1ヶ月にかけて目立ってきて、生後6ヶ月から1歳にかけて最も大きくなり、その後退縮し5~7歳にかけて大半は自然に軽快します。しかし、できた部位や形状によっては生命や視力に影響するため治療が必要です。また、自然退縮では痕が残ることがしばしばあり、頭部や四肢などの露出部位では美容上の問題から治療されることがあります。これまではレーザーで治療されてきましたが、最近、内服薬(プロプラノロール)による高い治療効果が認められています。詳細については外来までお問い合わせ下さい。

上気道感染症における抗菌薬の使用方針

風邪はウイルスによる上気道感染症であり、本来、抗菌薬は無効です。しかし中耳炎、鼻副鼻腔炎、咽喉頭炎などの細菌感染症との見極めが必ずしも容易でないため、“念のため”抗菌薬が頻用されてきました。その結果、近年は薬の効きにくい耐性菌が市中に拡大し、国からも適正使用の指針が出されています。当院では、抗菌薬を開始する前に必要かを慎重に検討し、使う場合にも耐性菌のできやすい抗菌薬(第3世代セフェム系、キノロン系、マクロライド系)はなるべく避け、ペニシリン系の十分量を短期間使用する方針をとっています。

子供の耳あか

2歳以下は耳あかがとくにたまりやすく、外耳道がほとんど塞がっていることもよくあります。この年齢は中耳炎も好発するので、診察時に鼓膜の確認が欠かせません。しかし、おうちでの耳あか取りは、外耳道や鼓膜を傷つけることがあり避けるべきです。当院では、拡大耳鏡、鼓膜鏡、ファイバースコープなどを用い、耳あかがあっても診断できるよう努力しています。高度閉塞の場合には、当院から処方する耳垢水(耳あかを柔らかくする液)をおうちで点耳していただき再受診して洗浄、除去するか、あるいは耳鼻科を受診していただきます。

母乳栄養児に不足しがちな栄養素

完全母乳栄養で不足しがちな栄養素として鉄とビタミンDが重要です。鉄の不足は鉄欠乏性貧血の、ビタミンDの不足はくる病の発症要因となります。離乳食開始後、これらの栄養素をより多く含んだ食材を積極的に加えていただくことで、欠乏症の予防が期待されます。詳細をご希望の方は、外来までお申し出下さい。

水イボの治療について

水イボは自然治癒するため、基本的には特別な治療を必要としません。しかし、治癒するまでに数年以上かかったり、経過中に広範囲に広がる場合もあります。一方、少なくとも5種類以上の治療法が提唱されていますが、疼痛を伴わない、確実性、短い治療期間などのすべてを満たす理想的な方法は残念ながら無いのが現状です。当院では、これらの点を総合的に評価した結果、50%サリチル酸テープ(スピール膏Ⓡ)と10%ポピドンヨード(イソジンⓇ)液を併用した治療を採用しています。ご希望される場合には外来でご相談下さい。

反復性中耳炎の漢方療法

反復性中耳炎(半年で3回以上または年4回以上の急性中耳炎罹患)は2歳未満の乳幼児にしばしば認められます。この年齢層では免疫能が十分に発達していないため、集団保育、受動喫煙、おしゃぶり使用、6ヶ月未満での中耳炎初発、薬剤耐性菌感染などの危険因子が加わると中耳炎を繰り返しやすくなります。漢方薬の十全大補湯は免疫能賦活作用を介して急性中耳炎の反復を抑制する効果が期待されます。詳しくは外来でご相談下さい。

小児科受診にあたっては積極的なスマートフォンの活用を

小児科の診察では、保護者の方からもたらされるお子さんの情報がとても重要です。これまでは、どんな症状が出たかを間接的に伺うしかありませんでした。しかし、スマートフォンが普及し、画像・音声情報(皮膚の発疹、便の色、咳の音など)をおうちで記録してお持ちいただくと、外来でより正確に診断ができるようになります。小児科外来受診に当たっては、スマートフォンによる画像・音声記録を積極的に御活用下さい。

適切な抗菌薬使用のための検査実施について

当院では細菌感染症に対する抗菌薬の使用にあたり、鼻咽腔ぬぐい液や喀痰などの顕微鏡検査(グラム染色検査)を行い、原因菌の種類をつきとめてから最適と思われる抗菌薬を選択します。このことにより治療期間の短縮や耐性菌拡大の抑制が期待されます。なお、検体の採取から結果判明、処方するまで多少のお時間をいただく場合がありますので御了承下さい。

溶連菌感染後の対応

溶連菌感染症(咽頭炎、皮膚感染症)の罹患後は以下の点に注意して下さい。

  • 7〜10日間の抗菌薬治療直後にのどや頸の痛み、熱が出た場合には溶連菌感染の再燃が疑われ、追加検査と治療が必要になることがありますので、必ず再受診して下さい。
  • 罹患10〜21日後に腎炎を合併することがあります。腎炎になると尿量の極端な減少と、血尿、浮腫、高血圧などの症状が現れます。このうち血尿はコーラ色から褐色調の暗赤色を呈します。また、この腎炎はほとんどの場合、自然に完全に治癒して予後良好です。

このことから当院では、溶連菌感染後の尿検査を一律には行わない方針とします。希望される場合、尿の色に異常がある場合、浮腫などの症状がある場合には尿検査を行いますので受診して下さい。

おうちでできる乳幼児鼻詰まりの対策

乳幼児は自分で鼻をかむことができないため、鼻炎が遷延し副鼻腔炎や中耳炎、気管支炎に罹りやすくなります。病院からのお薬に加えて、おうちで鼻噴霧や鼻吸引などの処置をしていただくと、悪化の抑制や治癒の促進が期待されます。鼻噴霧液は当院から処方し、吸引器、吸入器は貸出します。また、吸入器がなくても鼻噴霧に使える生理食塩水スプレー(NielMedベビーミストⓇ)を当院で販売します。詳しくは外来でご相談下さい。

母乳栄養児専用の発育曲線

母乳育児は種々の優れた点が良く知られていますが、人工栄養に比べてより穏やかに身長、体重が増加する特性があります。そのため、母子手帳に載っている成長曲線から判断すると成長不足とされてしまうことが4〜5ヶ月齢を中心に起こります。完全母乳栄養をされている場合には、専用の発育曲線を参考にして下さい。

臍ヘルニアの圧迫療法

生後1〜2ヶ月に認められる臍ヘルニア(出べそ)はそのまま見ていてもほとんどが自然治癒します。しかし、後でお臍の変形が残り見た目の問題から手術になることがあります。生後2ヶ月頃からヘルニアをカバー材で積極的に覆ってやるとその後の臍の変形を効果的に抑制します。 ご心配の方は外来でご相談下さい。

慢性副鼻腔炎のマクロライド療法

小児、成人の長引く咳の原因の一つとして、慢性副鼻腔炎が重要です。これには、少量のマクロライド系抗菌薬を数ヶ月間続ける治療法が有効です。詳しくは外来でご相談下さい。

アトピー性皮膚炎のプロアクティブ治療

ステロイド剤を塗ると良くなるのだが、やめるとすぐに症状が再燃してしまう患者さんには、ステロイド剤の塗る間隔を徐々にあけていくプロアクティブ治療が有効です。詳しくは外来でご相談下さい。

医療機器貸出しについて

当院では、通院中の患者さんがご自宅で使用するための機器貸出しを行います。料金はいずれも一泊100円です。保証金は5,000円(エアロチャンバーは2,000円)で、機器返却時にお返しします。詳しくは外来でご相談下さい。

  • 小型電動吸引器:鼻汁の吸引に使用します。
  • ネブライザー:気管支拡張剤やステロイドなどの吸入に使用します。
  • エアロチャンバー:乳幼児がエアゾールの薬剤を吸入するための補助器具です。
  • 薄型デジタルベビースケール:5g刻み目盛りで、授乳前後の体重から母乳量を推定します。

なお、機器の貸出しは、当院における診療を補助するために行っています。受診されず機器のみを借りたり、延滞されることはご遠慮下さい。

スギ花粉症に対する舌下免疫療法

ごく微量のスギ花粉抽出物から作った薬剤を数年間、毎日続けて舌下服用していただくことで、鼻炎や結膜炎の症状が効果的に抑えられます。スギ花粉の飛散しない毎年6月〜11月に治療を開始し、その後は花粉症の時期も続けていただきます。治療対象は5歳以上の小児および成人です。詳しくは外来でご相談下さい。

ダニによるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法

ダニは年間を通じてアレルギー性鼻炎の重要な原因になります。ごく微量のダニ抽出物から作った薬剤を、数年間続けて舌下服用していただくことで、鼻炎や結膜炎などのアレルギー症状の軽減が期待されます。治療開始は年間を通じていずれの時期からでも始められます。対象は5歳以上の小児および成人です。詳しくは外来でご相談下さい。

院内写真

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医師の紹介

院長・小児科近藤 千里

学歴

1980年新潟大学医学部卒業

職歴

1980年日本赤十字社医療センター小児科

1982年東京女子医科大学 循環器小児科

1989年University of California, San Francisco留学

2001年東京女子医科大学 画像診断・核医学科

2016年小石川柳町クリニック開設

資格

  • 医学博士
  • 日本小児科学会 小児科専門医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本心臓病学会 特別正会員
  • 日本小児循環器学会 特別会員

内科近藤 光子

学歴

1980年新潟大学医学部卒業

職歴

1980年東京女子医科大学 呼吸器内科

1982年都立広尾病院 呼吸器科

1989年University of California, San Francisco留学

1991年東京都多摩老人医療センター 呼吸器科

1994年東京女子医科大学 呼吸器内科

資格

  • 医学博士
  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会 呼吸器内科専門医
  • 日本アレルギー学会 アレルギー専門医(内科)
  • 日本医師会 認定産業医

当院は抗菌薬の適正使用に努めています

多言語対応
Supports multiple languages, 다국어를 지원합니다, 支持多种语言

当院は英語で対応できます。他の言語については同時翻訳器を使用します。
Our hospital can respond in English. Use a simultaneous translator for other languages.
당원은 영어로 대응할 수 있습니다. 다른 언어에 대해서는 동시 번역 장치를 사용합니다.
我們醫院可以用英語回复。使用其他語言的同聲翻譯。

クリニックについて

診療カレンダー

小児予防接種、乳幼児健診は、木曜午後、金曜午後、土曜は行っておりません。

小児科一般診察予約は、当日の午前7時から開始します。

診療科目
小児科・内科
所在地
〒112-0002
東京都文京区小石川1-13-9クリオ文京小石川103
来院予約
03-5805-3749

※小児予防接種はインターネット予約のみ

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